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「イラスト副業を始めたいけど、まず何を買えばいいの?」——これは絵で稼ぎたい人が最初に必ずつまずくポイントです。結論から言うと、最低限そろえるべきは「①ペン入力デバイス(板タブ or 液タブ)」と「②お絵描きソフト」の 2 つだけ 。PC さえ持っていれば、合計 1 万円台からでもイラスト副業はスタートできます。逆に、最初から 10 万円超の高級液タブやプロ向けソフトをフルセットで買う必要はまったくありません。
本記事では、イラスト副業に必要な道具を 板タブ・液タブ・ソフトの 5 つに厳選 して紹介します。価格は 2026 年 6 月時点の公式情報(ワコム・XP-Pen・セルシス)をクロスチェックし、現役イラストレーターの声も交えながら、「予算別に最初の 1 台・1 本をどう選ぶか」まで具体的に整理しました。どんな稼ぎ方があるかは イラスト副業の全体像|SKIMA・SUZURI・LINE スタンプの稼ぎ方 で先に押さえておくと、必要な道具のイメージがより明確になります。
先に結論:イラスト副業の道具 5 選(2026 年版)
とにかく安く始めたい → ① 板タブ「Wacom Intuos」(1 万円前後・ソフト付属)+ ⑤ 無料ソフト
描きやすさ重視でコスパよく → ② 液タブ「XP-Pen Artist 12 3rd」(2.9 万円)+ ④ CLIP STUDIO PAINT
本気で稼ぐ・プロを目指す → ③ 液タブ「Wacom Cintiq 16」(約 7.5 万円)+ ④ CLIP STUDIO PAINT EX
ソフトは無料から試せる → ⑤ MediBang Paint / Krita で操作に慣れてから有料へ移行でも OK
🎯 イラスト副業に「最低限」必要な道具は 3 カテゴリ
道具選びに迷ったら、まず必要なものを 3 カテゴリに分けて考えると整理しやすくなります。
カテゴリ 役割 最低限の選択肢 ① ペン入力デバイス 手描きの線を PC に入力する 板タブ(安い)or 液タブ(描きやすい) ② お絵描きソフト 実際に絵を描く・仕上げる 無料ソフト or CLIP STUDIO PAINT ③ PC・周辺 ソフトを動かす土台 手持ちの PC でまず OK
最も悩むのが ① のペン入力デバイス です。画面に直接描けない安価な「板タブ(ペンタブ)」と、画面に直接描ける「液タブ」のどちらを選ぶかが、最初の分かれ道になります。③ の PC は、いきなり高性能機を買う必要はなく、まずは手持ちの PC で始めて、案件が増えてきたら強化すれば十分です。それでは、具体的な 5 つの道具を見ていきましょう。
板タブ(ペンタブレット)は、手元の板の上でペンを動かし、画面を見ながら描く 入力デバイスです。画面を見ながら手元で操作するため最初は慣れが必要ですが、1 万円前後という圧倒的な安さ で、イラスト副業を最小コストで始められます。
定番は、ペンタブの老舗メーカー・ワコムの入門モデル Wacom Intuos 。サイズは Small(200×160mm)と Medium(264×200mm)の 2 つで、筆圧は最高 4096 レベル、Bluetooth でのワイヤレス接続にも対応します。さらに CLIP STUDIO PAINT PRO の 2 年ライセンスなどのソフトが付属 するため、買ってすぐに描き始められるのも初心者にうれしいポイントです。
出典:ペンタブレットの選び方|ワコムストア(Wacom)公式 。Wacom Intuos は「初心者から中級者まで、カジュアルに使いたい方」向けと位置付けられ、Small / Medium の 2 サイズ・筆圧 4096 レベル・対応ソフト付属。
机のスペースが限られているなら Small、大きく腕を動かして描きたいなら Medium が目安です。「まず最小コストでデジタルイラストに触れてみたい」「予算をソフトや画材ではなく練習時間に回したい」という人に、板タブは最適な入口になります。
🖥️ ② 液タブのコスパ入門 — XP-Pen Artist 12 3rd
「画面を見ながら手元で描くのがどうしても慣れない」という人には、画面に直接ペンで描き込める液タブ(液晶ペンタブレット)がおすすめです。紙に描く感覚に近く、初心者でも直感的に描けるのが最大の魅力。かつて液タブは 10 万円超のプロ専用品でしたが、海外メーカーの参入で 数万円台の高性能な入門モデル が登場しました。
その代表格が XP-Pen Artist 12 3rd 。11.9 インチのフル HD(1920×1080)液晶に、筆圧 16,384 段階・傾き検知 ±60° という上位機並みのペン性能を備えながら、価格は 29,980 円 (2025 年 11 月発売の日本限定モデル)。「液タブを 3 万円で」という、ひと昔前なら考えられないコスパを実現しています。
出典:液晶ペンタブレット Artist シリーズ|XPPen 公式ストア 。Artist 12 3rd は 11.9 インチ・フル HD・筆圧 16,384 段階・傾き検知 ±60°。価格は各販売店で 29,980 円(価格.com 比較 )。
12 インチクラスは画面がコンパクトなため、A4 全体を一度に見渡す用途にはやや手狭ですが、SNS 用イラストや LINE スタンプのような小さめの作品なら十分 。スタンプ制作の具体的な進め方は LINE スタンプの作り方完全ガイド|申請から審査通過まで にまとめています。「描きやすさは欲しいけど予算は抑えたい」という人の現実的な第一候補です。
「本気で稼ぐ」「将来プロを目指す」なら、信頼性とペン性能で業界標準のワコム液タブ が安心です。エントリーながらプロの現場でも使われるのが Wacom Cintiq 16 。16 型・2.5K 解像度の画面に、追従性の高い Wacom Pro Pen 3 を搭載し、画面への映り込みを抑えるアンチグレア加工で紙に描くような自然な描き心地 を実現します。USB Type-C ケーブル 1 本で PC とシンプルに接続できるのも実用的です。
価格は約 74,800 円 と入門用の海外メーカー機より高めですが、ワコムの安定したドライバーとペン性能、リセールのしやすさを考えると、「長く使う 1 台」としての投資価値があります。
出典:Wacom Cintiq 16 液晶ペンタブレット|ワコムストア公式 。16.0 型・2.5K 解像度・Wacom Pro Pen 3・アンチグレア加工・USB Type-C 接続。
ここまでの 3 つの入力デバイスを、価格・描きやすさ・向いている人で 1 枚に整理します。
入力デバイス 3 機種の比較(2026 年 6 月) 評価項目 Wacom Intuos(板タブ)
XP-Pen Artist 12 3rd(液タブ) 推奨
Wacom Cintiq 16(液タブ)
タイプ 板タブ(画面なし) 液タブ(12 インチ) 液タブ(16 インチ) 価格目安 1 万円前後 29,980 円 約 74,800 円 筆圧レベル 4096 16,384 Pro Pen 3(高追従) 描きやすさ △ 慣れが必要 ◯ 直感的 ◎ 紙に近い 向いている人 最小コストで始めたい コスパ重視の初心者 本気で稼ぐ・プロ志望
まず安く試すなら板タブ、描きやすさとコスパの両立なら XP-Pen、長く本気で使うならワコム液タブ。
「初心者さんには液タブがオススメです。理由を一言で言うと描いてて楽しいから。」——一方で「玄人さんや中級者さんには板タブオススメ。理由は楽に描けるから」とも。液タブは直感的で続けやすく、板タブは長時間でも疲れにくいと、目的別に使い分けを勧めています。
— マエコ(イラストレーター・京都芸術大学非常勤講師) | デジタルイラスト、液タブか板タブどっちがいい?|マエコのデジタル工房
「描く楽しさで続ける初心者は液タブ、長時間でも疲れにくさで選ぶ中級者以上は板タブ」というマエコ氏の整理は、価格だけでなく『自分がどう続けたいか』で選ぶ という視点を与えてくれます。
🖌️ ④ 定番のお絵描きソフト — CLIP STUDIO PAINT
入力デバイスが決まったら、次はお絵描きソフト です。イラスト・マンガ制作の定番が、国産の CLIP STUDIO PAINT(クリスタ) 。プロのイラストレーター・マンガ家の多くが使う事実上の業界標準で、豊富なブラシ・素材・マンガ制作機能がそろっています。
グレードは「PRO」と「EX」の 2 つ。イラスト中心なら PRO で十分 、本格的なマンガの複数ページ管理まで必要なら EX という棲み分けです。料金体系は買い切り(無期限版)と月額・年額があり、自分の使い方で選べます。
プラン PRO EX 無期限版(買い切り・DL) 6,900 円 28,900 円 年額プラン 3,000 円/年 8,300 円/年 月額プラン 480 円/月 980 円/月
出典:ラインナップ|CLIP STUDIO PAINT 公式 。価格は 2026 年 6 月時点・税込。初回申し込み時は最大 6 ヶ月無料の特典あり。
「長く使うなら買い切り、まず短期間だけ試したいなら月額」が基本の考え方。イラスト副業で安定して稼ぐなら、PRO の買い切り 6,900 円が最もコスパが良い 選択肢です。前述の Wacom Intuos など、ペンタブには CLIP STUDIO PAINT のライセンスが付属する製品もあるので、デバイスとセットで考えると無駄がありません。
🆓 ⑤ まず無料で始めるソフト — MediBang Paint / Krita
「いきなり有料ソフトを買うのは不安」という人は、無料ソフトから始めて操作に慣れる のも賢い選択です。
MediBang Paint(メディバンペイント) :無料の高機能ペイントツール。コマ割り・トーン貼りなどのマンガ制作機能やクラウド素材・チーム制作機能を備え、PC(Windows / Mac)・スマホに対応。無料でも実用的に使えます(MediBang Paint 公式 )。
Krita(クリタ) :完全無料・オープンソースのペイントソフト。豊富なブラシとレイヤー機能を備え、買い切り課金や月額が一切不要。広告も出ません(Krita 公式 )。
無料ソフトで「デジタルで線を引く・塗る」という操作に慣れてから、必要に応じて CLIP STUDIO PAINT へ移行すれば、最初の出費をさらに抑えられます。
評価項目 CLIP STUDIO PAINT PRO 推奨
MediBang Paint
Krita
料金 6,900 円(買い切り)〜 無料(一部有料) 完全無料 位置づけ 業界標準・プロ多用 無料の定番・マンガ強い オープンソース 素材・ブラシ ◎ 豊富 ◯ クラウド素材あり ◯ 標準で充実 向いている人 本気で稼ぐ人 無料で始めたい人 課金ゼロで完結したい人
稼ぐ前提なら最初から CLIP STUDIO PAINT、まず操作に慣れたいなら無料の MediBang / Krita からでも OK。
🤔 液タブと板タブ、結局どっちを買うべき?
最大の悩みどころに、メリット・デメリットで答えを出します。
メリット
液タブは画面に直接描けて紙に近く、初心者でも上達が早い 板タブは 1 万円前後と安く、最小コストで副業を始められる 板タブは長時間でも腕や肩が疲れにくく、中級者以上に好まれる どちらも無料ソフトと組み合わせれば実質デバイス代だけで始められる
デメリット
液タブはコスパ機でも 3 万円〜、ワコム機は 7 万円超と初期費用が高い 板タブは手元と画面が分離するため、慣れるまで線がぶれやすい 液タブは画面の発熱・映り込み・接続ケーブルの取り回しなど運用の手間がある デバイスは買い替え前提ではないため、最初の選択ミスは出費が痛い
迷ったときの基本方針はシンプルです。「とにかく安く試したい」なら板タブ(Wacom Intuos)、「描きやすさで挫折を防ぎたい」なら液タブ(XP-Pen Artist 12 3rd) 。本気度が上がってきたら Wacom Cintiq 16 クラスに買い替える、という段階的な投資が無駄になりません。
イラスト道具選びで踏みやすい 3 つの落とし穴
最初から高級液タブをフルセットで買う — 続くか分からない段階での 10 万円超の出費はリスク大。まず数万円以内で始めて、稼げてから強化する。
ソフトを「とりあえず高い方」で選ぶ — イラスト中心なら CLIP STUDIO PAINT は PRO で十分。EX が必要になるのはマンガの本格制作から。
無名すぎる激安デバイスに飛びつく — ドライバーの不具合やサポート切れのリスク。ワコム・XP-Pen など実績のあるメーカーを選ぶと安心。
💰 道具代は経費になる — 買う前に確認を
イラスト副業のために購入した液タブ・ペンタブ・ソフトは、確定申告で経費として計上できます 。とくに 10 万円以上のデバイスは減価償却の対象になるなど扱いが分かれるため、購入のタイミングと金額には注意が必要です。何がどこまで経費になるかは 副業の経費計上 OK / NG 一覧|PC・通信費・自宅家賃・書籍の扱い で事前に確認しておくと、申告でつまずきません。
なお、近年は AI 画像生成を制作フローに取り入れるイラストレーターも増えています。AI を使った副業の可能性は Midjourney で副業|AI 画像生成で稼ぐ 5 つのモデル にまとめているので、あわせて検討すると選択肢が広がります。
📝 まとめ — 「予算」と「描きやすさ」のバランスで選ぶ
イラスト副業の道具は、高ければいいわけでも、安ければ困るわけでもありません。自分の予算と「どれだけ描きやすさを優先するか」のバランス で、過不足なく選ぶのが正解です。
本記事の結論サマリ(道具 5 選)
① 板タブ Wacom Intuos (1 万円前後)— 最小コストで始める王道。ソフト付属で即スタート。
② 液タブ XP-Pen Artist 12 3rd (29,980 円)— 描きやすさとコスパを両立する初心者の本命。
③ 液タブ Wacom Cintiq 16 (約 74,800 円)— 本気で稼ぐ・プロ志望の長く使う 1 台。
④ CLIP STUDIO PAINT (PRO 6,900 円〜)— 業界標準ソフト。イラスト中心なら PRO で十分。
⑤ MediBang Paint / Krita (無料)— まず操作に慣れたい人の出発点。
最初の一歩としておすすめなのは、「板タブ(1 万円)+無料ソフト」で 1 万円台から始める か、「XP-Pen Artist 12 3rd(2.9 万円)+ CLIP STUDIO PAINT PRO(6,900 円)」で 3.6 万円ほどの本命構成にする かの二択。道具はあくまで「稼ぐための手段」です。まずは無理のない構成で 1 枚を仕上げ、案件が増えてきたら投資を上げていくのが、挫折しないイラスト副業の始め方です。
稼ぎ方の全体像は イラスト副業の全体像 、プラットフォーム別の戦略は イラスト副業 SKIMA / SUZURI / LINE スタンプの稼ぎ方比較 に整理しています。つまずきやすいポイントは クリエイティブ副業で挫折した人 5 人|原因と再起のヒント も参考に。副業全体の比較は 副業 30 種類を一挙比較 、収益レンジの現実は 副業の収益レンジを正しく知る もあわせてどうぞ。
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現役会社員(コンサル)。2024年から複数副業を並走運用中。
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